KAZUの完全復活を目指して

平成23年1月1日元旦の午前1時 年越しJOGの途中で転倒して大怪我をした。 大腿部と手首の骨折〜救急車の搬送〜2回の入院と手術を経て2月9日に退院。 そして退院後のリハビリ通院は79回をもって、平成23年6月29日に終了した。 さぁこれから、ここから、どこまで出来るのか、本当に復活(完全)出来るのか? 本気でヤルのか、情熱を注げるのか、そして過去を超えられるのか? 質問と疑問に対して、正々堂々と、決して逃げずに、答えを出してみよう。 こういう人生を、こういう生き方を、思い切り楽しんでみよう。 KAZUさんよ、タイトルに負けるなよ!

13時予備校の恋(39)

13時予備校の恋(39

 

蝶々をモスラに、3体の龍を無理矢理くっつけてキング

ギドラにした東宝(円谷プロ)のように、ここまで言う
と言い過ぎ、やり過ぎ、妄想が過ぎたかもしれない。

しかし、ニュアンスとしては間違いない。ライオン
はネコ科、虎もネコ科、モスラは蝶々科なのだ。

 

初春の陽射しのような穏やかさを取り戻した洋子は
身体を少しだけ前に乗り出して、美しい髪の臭いを

嗅がせてくれた。朝シャンの香りが鼻孔をくすぐった。

 

わたしの舌先にツンとした甘酸っぱい味がした。

 

初恋がカルピスだとしたら、それはアルコール入りの
カルピスサワーだったのかもしれない。

 

キャバ嬢みたいに「本日のサービスはこれだけよ」と
いう挑発的な微笑みを浮かべた洋子は、子どもの絵本
読み聞かせみたいに意図的に目線を落として高級羽毛

布団のような柔軟に包み込むソフトな声で言った。

 

「それからもう1つ言わしてもらうわ」洋子は言った。

本当にもう1つなのか?それは新しくて大きな疑問

であり、同時にまた、新しくて大きな不安だった。

「洋子は簡単な女じゃないのだ!」心の中で唸る。

 

右手が無造作に髪をかき上げたとき、洋子の額の右端に
小さい汗の粒が2つ浮かんだ。それは発育中の真珠の
ように見えた。洋子は真剣な目で真剣に持論を力説した。

 

どことなく怪しさを含んだ、あるいは意図的に含ませた

真剣さだった。優秀なマルチ商法の販売員みたいに。

13時予備校の恋(38)

13時予備校の恋(38

 

とにかく、洋子の話を聞かなければいけなかった。

 

日照り続きに苦悩する長老が正座をして、思いつめた
顔で神様のお告げに耳を澄ませるかのように。

 

一方の洋子は、満足顔で視線を落として、テーブルに

乗せた人差指の先を右側にゆっくりと35儚蠅蕕擦拭

わたしはその指の動きを目で追った。そこに何の意味

があるのかを考えてみたが、さっぱり分らなかった。

賢者は考えるべきことを真剣に考える。
愚者は考えなくていいことを真剣に考えて
疲弊して、頭の中に詰め込んで一杯にする。

 

自分の人生より、愚者は芸能人の不倫が重要なのだ。

目線を上げた洋子は、ナイフの視線でわたしを見た。

 

「あなたはそういうの(経験)知らないでしょう。

悪くないわ。あなたのこと話しているのよ、分かる?」

「分かる」と、わたしは頷いた。実は分からなかったが。

 

「これからわたしが、そのあたりのことは、しっかり
と教えてあげる。だから、心配しないで大丈夫よ()

 

蝶々をモスラに、3体の龍を無理矢理くっつけてキング

ギドラにした東宝(円谷プロ)のように、ここまで言う
と言い過ぎ、やり過ぎ、妄想が過ぎたかもしれない。

しかし、ニュアンスとしては間違いない。ライオン
はネコ科、虎もネコ科、モスラは蝶々科なのだ。

13時予備校の恋(37)

13時予備校の恋(37

 

長い短いは別として吸った煙草は必ず捨てる。靴で踏み

潰すか、灰皿に水を浸すかの火遊び、水遊び、恋愛遊戯。

ささやかながら、反論もある。「本物の恋」って何だ?
「遊びの恋」のいったい何が悪い(問題)というのだ!

 

そのとき「我慢のときだ!」誰かの声が言った。
その声は、わたしがわたしに言った心の声だった。

 

結局のところ、わたしは反論しなかった。
洗濯板やボンレスハムを連想させる女性だったら惜しみ

なく雄弁に反論したが、洋子の美しさは問答無用だった。

 

男性は美しい女性から嫌われるリスクは冒さない。

 

洋子の好きなように話をさせておいた。当然だろう。

人は人の話しを聞くより、人に話すほうが好きなのだ。


「本物の恋は」と洋子は言った。「お互いの人格を刺激

して、お互いを同時に高め合うこと。わたしの創作民話

ではないのよ」とても調子が良さそうに見えた。

 

立ち上がりから連続三振を奪った投手のように。

「これは人類の歴史と進化が証明しているわ。

話の意味が分かるかな?(うん)分かるよね(うん)」

 

わたしは、ただ黙して頷いた。神妙な顔でありながら、

少しばかりの疲れを感じながら。

 

とにかく、洋子の話を聞かなければいけなかった。

日照り続きに苦悩する長老が正座をして、思いつめた
顔で神様のお告げに耳を澄ませるかのように。

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