子供の頃、ボクシングの世界戦をテレビ観戦するのが好きだった。
自分の好きなボクサーは勝負強いファイターで倒すか?倒されるか、
前え前えリスク覚悟で踏み込んで行く、こういう選手、試合が好きだった。
例えば、判定勝ちを狙って逃げるような、もっとも嫌なのは、
判定勝ちを狙い、結果は微妙な判定で負けて不服そうにしている!…
何だよ、何で逃げたんだよ。
初挑戦で勝って世界チャンピオンになるのは格好良かった、
逆に何度も挑戦して、微妙な判定負けをする選手は好きでない。

フルマラソン、男性はサブスリー、女性は3時間15分と言う高い壁がある。
ランナーにとって、意識したり、憧れたり、中には絶対に越えたいと目指す
ランナーもいる。
僕は越えたいと思い、2回目のマラソン、サブスリー初挑戦で
越えることが出来た。
初サブスリーの練習メニューはタケ先生に作って頂き、
ただメニューの必達、背水の陣の覚悟で臨んだ。
僕の背水の陣は、やや冷静さを欠いていることも多く、
ハイリスクハイリターンの結果、故障も多かった。

サブスリー、3時間15分に何度も挑戦して、
微妙なところ、あと一歩、あと数秒で涙するランナーがいる。
以前の自分だったら、こういう考えてをしていた。
あと一歩なのに、どうして粘れない?踏ん張れないのか?
チャンスは何度もあるかどうか分からないじゃないか!
背水の陣で挑まなくちゃ!と考えた。

元旦に大怪我をして、今は走ることも歩くことも出来ない。
病院のベッドで右手のみでブログを記している。
自分の中で、もの見る目線…車椅子目線になり、
生きることの価値観が少し変わってきた気がする。

判定で逃げようとして負けたボクサーがようやく5回目の挑戦で
世界チャンピオンになった。良いじゃないか!
遠回りしても格好悪くても人気がなくても、勝負所で逃げてしまっても、
諦めずに粘り強く、自分らしく、チャンピオンになったのは素晴らしいこと、
辿り着くまでの苦難の過程はきっと大きな財産になるはずだ。

マラソンだって同じ。
初挑戦で越えることは本人の努力、強い意志は賞賛に値する。
でも、何度も苦杯を舐めた後に、諦めずに挑戦を続けた結果の
悲願のチャンピオンベルト、
知らない人には見えない頭上に輝く透明な月桂樹…
何て素晴らしい、感動的なんだろう!

昨夜、タケ先生から43歳女性ランナーの快挙を教えて頂きました。
彼女は、3時間15分の壁に何度も挑み、あと数秒と言う悔しい思いを
何度も経験した。
それでも諦めずに挑戦を続けた。
そして、ついに、3時間12分を達成した。
素晴らしい挑戦、素晴らしい粘り強さ。
これこそ、ネバーギブアップ、力強い生き方だ。
病院のベッドで、ネバーギブアップ精神をしっかり頂きました!
おめでとう!ありがとう!


本日、抜糸がある。
執刀してくれた先生が、今日ある何度かの手術の合間に
病室に来て抜糸してくれるようだ。
自分は抜糸により一段落だけど、今日これから手術する方、
辛いけど頑張りましょう!粘りましょう!