05:05〜 自然起床
05:10〜05:45/お風呂(マッサージ・正座)
09:10〜09:55/森山記念病院 診察
神経痛98%改善によって、レントゲンは回避、回復へ(^∀^)

決して忘れない、あのときの、ご年配の白髪紳士を!

なが〜く、ふか〜く、悩んでいた問題の回答は、 ”サラリーマンをヤメル”ことだった。
ヤメル為に必要なモノを手にする、この取得に必要なのは、努力する時間であった。
不動産を開業するためには、宅地建物取引主任者(宅建)という国家資格が必要不可欠。
サラリーマンを続けながら、宅建を勉強する時間が欲しい、少しでも時間を捻出したい。
みんなが嫌がる遠距離の出張に、僕は、すすんで、積極的に、上司に申し出るようになった。

東京駅から新幹線に乗る、指定席は禁煙車両の窓側、行き先は、新潟簡易裁判所だ。
座席を確認して着席すると同時に、いつもと同じように、流れるように一連の行動に移る。
スーツをかける、本を1冊出してから足下に鞄を置く、ウーロン茶は前座席の網入れに。

となりの人は、おしゃべりじゃない人、座席間のバーに、ひじを置かない人が好ましい。
東京駅を発つときは空いていたが、上野駅に停車すると、大勢の乗客が乗り込んできた。
少し会釈してから、僕の隣りに座った人は、上品なスーツ姿、ご年輩、白髪の紳士だった。
紳士の反対側の席に、オバサマ4人は、向い合う4人座席に操作してから座わりこんだ。

上野駅を出発すると、僕は落ち着いた気持ちになり、宅建の本を読み進めていた。
となりの紳士は、座席は倒さずに、姿勢良く、静かに朝日新聞を読んでいる。
オバサマ4人は旅行に行くのか、お菓子を食べながら、おしゃべりの声が大きくなる。

宅建本に集中したかったけど、オバサマのはしゃぎ声と笑い声が不定期に大きくなる。
その音量が急上昇したとき、僕はビクッ!となって宅建の集中力の中断が増えてきた。
この中断は数秒で終わっていたが、このあとの紳士の一喝は、中断を長〜くした。

「ちょっと、あなた達、そんなに大きな声を出していると、皆さんが迷惑するでしょう!」

紳士の威厳のある一喝に、オバサマ達は一瞬で水を打ったようにシーンと静かになる。
こういうことを”胸がすく思い”と言うのだ、勇気のない僕には言えないことを代弁してくれた。
すげぇカッコいい、と感じた同時に、僕は不安な感情が、ほんの少しだけど発生してきた。
となりの僕が失礼なことをしたら、今度は僕が叱られてしまう、という不安なのです。
紳士の一喝の後は、新幹線の車内は静かになって、僕の宅建勉強は順調に進んでいく。

しばらくの勉強のあと、宅建本を置いて、僕はウーロン茶を飲んだその時に
となりの紳士が、先ほどとは違う優しい声で、突然に僕に話し掛けてきたのです。

紳士 「失礼ですけど、なにやら難しそうな本を読んでいらっしゃるようですが?」
自分 「これは不動産の資格の本です、11月の試験に向けて、なんです」

このあと、少し雑談は続いたけれど、何を話したのか、詳しくは覚えていない。
ただ、紳士は先に下車する際に、笑顔で「頑張って下さいね」と言ってくれたのです。
年齢的にみると、会長さんが、ヒラ社員を励ましている、そんな構図でしょうか。
あとから気づいたのですが、僕が勉強しているのが分かったので、僕のために
白髪の紳士は、おしゃべりなオバサマたちを、叱ってくれたのではないでしょうか。
 
ミスを人格に結び付けて叱ることは、タブーです。
人格について攻撃されると、人は深く傷つくとともに、強い反感と恨みを抱きます。

人を叱るな。行為や態度を叱れ。流音弥

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