2013.2.17(日)
05:30〜06:30/ストレッチ・軽く筋トレ・ゆる体操
06:40〜07:20/入浴、ストレッチ・正座
すぐに不快に感じる、すぐにイライラしてくる
弱者に対しては強気に怒り、強者に対しては陰口を言い続ける。
無抵抗な店員さんに強気になり、強引な人達には弱気になる。
近頃の日本人は、我慢することが出来なくなっている。
物質的に豊かになっているが、精神的には貧しくなっている。
日本人の精神的バランスが崩れてきている。
何故か、その原因をボクは考えてみる。
この世の中、最近は随分と便利になってきている。
身の回りのモノが、効率的に無駄なく機能するようになった。
自由な選択肢が増えた。個人の価値観がより多様化している。
回り道することなく、好きなモノに対して、最短距離でアプローチする。
百科事典は要らない、生き字引の年長者の知恵なんか必要ない。
スマホさえあれば、何だって瞬時に分かる。
最短距離の道を進めば、目的地に最短時間で到着できる。
それは素晴らしいことだけど、ここには、ちょっとした落とし穴がある。
知らないうちに、気づかないうちに、この落とし穴に落っこちている。
私たちは、努力を続けながら、効率性を追求してきている。
相手だけではなく、効率性は同時双方向に求められる。
私にとって必要か不要か、ピンポイントでの判断と決断を求める。
好きではないモノは、無意味・無価値なモノとして、はじめから排除する。
そのようなものは、あらかじめ視界に入らないように設定している。
スマホによって排除したものは、本当に不要なモノだったのか。
価値観を共有できる人は、より結びつきが強くなり、すごく大切にする。
その一方、自分の価値観と合わない人は、いとも簡単に排除してしまう。
しかしながら、私たちは本当に正しい選択が出来ているのだろうか。
日本人は貧乏の中のモラルは知っているが、
豊かさのモラルは知らない。
東畑精一(昭和期の経済学者・農学者、1899〜1983)
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