2013.4.22(月)
06:15〜07:10/ストレッチ・軽く筋トレ・ゆる体操
07:20〜07:40/入浴、ストレッチ・正座
08:30〜09:30/経絡 治療院
"NAME PLATE" の和訳は ”温かい笑顔”なんですよ(^∀^)
女性との距離は50cm以上はあるけれど、1メートルには満たない。
ボクの正面に立っている制服の女性が困惑している。
真剣に困っている人に対して、こっちはイライラしてはいけない。
こういう時には、こういう場面だからこそ、その人の真価が問われる。
その人の器量が問われる、その人間性が試される。
では、その機会はいつなの? それは今でしょう!
などと必要以上に大袈裟に考えてみる、自分に言い聞かせる。
いくら理数系に弱くたって、そのくらいの計算だったら ピンとくるから。
ランチ880円は税抜表示だけど、ドリンクバーは無料券だったから
野口英世のお札を1枚出して、それで足りない訳がないでしょう。
レジの女性店員さんに、そのことを申し出ると、すぐに誤りに気が付いた。
無料券のレジ入力漏れが原因だったことが、すぐに判明した。
ところがだ、こういうときに便利なツールであるデジタル機器は
逆にとても扱いにくい、融通の利かないガンコな代物になってしまうのです。
一度打ってしまったレジ入力を訂正するのは、新人の店員さんにとって
荷が重い作業になるらしい。そろばんの時代だったら良かったのにね・・・・・。
困っている店員さん、「すみません」と何度も言う女性店員さんに
できるだけプレッシャーを掛けないように、幼い子どもに語りかける
ように柔らかい口調で「良いですよ〜!」と笑顔を投げかけるのだが
ボクの美顔を見る余裕もなく、かけた言葉だって聞こえているようで
何も聞こえていないような、ピリピリした空気感に包まれている。
そうしたら、もう一人のレジ待ちのお客さんが、ボクの後ろに並んだ。
店内は空いているのに、こういうときに限ってレジに・・・・・。
レジと格闘している店員さん、見るからに苦しそうに表情が歪んでいる。
もう一人の女性店員さんを呼んできたけど、ちっとも埒(らち)があかない。
そして奥の調理室の方から、男性の店員さんを引っ張ってきた。
この男性の店員さんは、年齢的には30代か、いや40代かもしれない。
「お待たせしてすみません」と詫びながら、その丸顔のように穏やかそうな
笑顔を振り向けたのは、レジの対応に自信があるからか、それとも、
その丸い輪郭のように性格も丸いのだろうか、等と考えていたら
その首にぶら下げているネームプレートにボクの視線がピタッと止まった。
そのネームプレートに店長とあるけれど、視線が止まった理由は
もう1つの手書きの大きな文字が書かれているからだ。
もちろん、ボクには初めてのことである、
こんなに、ファミレスの店員さんのネームプレートに釘付けになったことは。
この店員さんの笑顔は深みがある、そして正真正銘の本物なんだ。
ボクの体感温度に、わずかながらの変化が生じてきている。
先だっての気候のようにジワーとした温かい気持ちに包まれてきた。
その理由は、この丸顔の店長さんがレジのトラブルを素早く解決したことだ。
いや、もう1つの理由があった。それは、ネームプレートだと思うんだ。
そこには、丸みのある柔らかい筆跡で「白血病完治」と書いてあった。
P.S. チキンステーキ美味しかったですよ(^∀^)
苦労の数だけ人は成長できる。
そして、その試練を乗り越えたご褒美に、
最高の笑顔が手に入るのだ。
近藤太香巳(実業家・ネクシィーズ社長、1967〜)
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