2013.4.2(月)
05:15〜06:10/ストレッチ・軽く筋トレ・ゆる体操
06:20〜07:00/入浴、ストレッチ・正座
08:30〜09:30/経絡 治療院
時代が変わっても、人間の本質は何ら変わっていない
7品目のサラダは、使い易いように切りきざんで、ひとつ1つ袋詰めしている。
野菜ジュースの種類は多く、サプリメントは少量の携帯タイプまで取り揃えてある。
自宅からコンビニまで歩いたら、求めている野菜と果実がすぐに食卓に出せる。
あの時代には、コンビニもスマホもなかった。 今とはまったく違っている。
栄養失調、欠食児童、灯火管制、配給制、総動員、という熟語が紙面を飾り、
街角には「贅沢は敵だ!」という力強い毛筆文字が掲げてある。
都市部への空襲を避けるために、子ども達(あの人)は、田舎町へ集団疎開した。
生まれ育った故郷と親元から引き離されて、離ればなれになっていった。
あの終戦からの15年後に、ボクは生命を授かった。
ボクの子供のころは、父の仕事を手伝うために、あの人は工場の中で働いていた。
そして、ヘルニアになった。
ハァ〜ハァ〜言いながら腰にコルセットを装着してから、時間に追い駆けられるように
腰をかばいながら夕刻まで工場で働らくと、自転車に乗って八百屋さんに行く。
そこで、新鮮な野菜と果実を買い、次に魚屋さんに寄ってから帰宅すると、
すぐに家中をピカピカになるまで掃除をして、ボクらの食事の支度をする。
いつものように、食事中に「もっと野菜を食べないとダメなんだから!」
食後には、リンゴを8等分にしてから、「3つは食べなさい!」と強い口調で言った。
も少し後になってから言われたのは、「我慢と努力を身につけなさい」だった。
あの人の気持ちが分かるようになったのは、40代になり50歳を過ぎて、
年頃の子どもの父親になり、自分の年齢を重ねてきたことが大きな要因である。
だけど、それだけではない、とボクは思う。
親から子どもへ、子から孫へ、私たちは歴史を引き継いでいく。
それなのに、”世代間ギャプ”という言葉が、当たり前のように使われている。
相手の気持ちを理解するには、「相手の立場になって考える」と言うけれど、
その本質とは、考えている人の現在の価値観だけではなく、その人の生きてきた
時代背景と経緯を、理解しようと努めることではないか、とボクは思う。
戦前、戦後であろうと、昭和、平成であろうと、人間の本質は何ら変わっていない。
孫に読ませたい本(後編)へ
悩みつかれる前に、別の視点から考えてみよう。
見方が変われば、たとえ悩みは消えなくても、勇気が芽生える。
現実が変わらないなら、
悩みに対する心の持ちようを変えてみる。
「置かれた場所で咲きなさい」P27より 渡辺和子
サーモンバーグ、コーヒー、1140円デニーズ 奥戸店
戦争を考える
2013.4.1(月)
06:15〜06:10/ストレッチ・軽く筋トレ・ゆる体操
06:20〜07:00/入浴、ストレッチ・正座
08:30〜09:30/経絡 治療院
素直でない小学生の子供だって分かっている
あの人から言われたことは、正しいこと。
だけど、同じことを言われ続けていると、同じ言葉に対する
免疫力ができるので、次第に麻痺してきて何も感じなくなる。
「野菜をちゃんと食べなさい、季節の果実を摂りなさい」
男子小学生は、カラ返事をして、ただ聞き流している。
また、いつもの小言が始まったから、”は〜い”と答える。
「我慢すること、努力することを身につけなさい!」
中学生になり、高校生になっても、あの人から同じ説教を言われ続けた。
正しいことを言われると、正しくない少年には、逃げる場所がない。
だから、これ以上に小言が長くならないように、下を向いて”うん”とだけ言う。
あの人のことを考える。
今からの時間を遡って、生きてきた時代背景を考えてみる。
日本の敗戦、終戦(昭和20年8月15日)の日を迎えたのは、15歳のとき。
食べたい物が何もなかった時代を、あの人は懸命に生き抜いてきた。
そして、ボクが存在する、そしてブログを書いている。
あの人が同じことを言い続けてきたのは、ボクがやらなかったから。
その必要があったから、いつも繰り返し同じことを言い続けてきた。
分かっているようで、あの頃は何も分かっていなかった。
ボクが少年時代だった頃の、あの人の年齢になってから、
はじめて、ようやく、あの人の気持ちが分かるようになってきた。
いつからなのか、その時期はハッキリしないけれど、
食べなかった野菜と果実を、欠かさずに食べるようになっていたし、
少しくらいの我慢と努力だったら、出来るようになっていた。
少しも本を読まなかったのに、今では読書が好きになっていた。
いつからなのか、その時期はハッキリしないけれど、
あの人のように、ボクは生活するようになっていた。
孫に読ませたい本(中編)へ
子どもに何か伝えるのに言葉はいらない。
ただ、誠実に努力して生きていくだけでいい。
子どもは親や教師の
「いう通り」にはならないが、「する」通りになる。
「置かれた場所で咲きなさい」P52より 渡辺和子
野菜炒め、小ライス、ドリンクバー、バーミヤン東新小岩店
2013.2.16(土)
05:30〜06:30/ストレッチ・軽く筋トレ・ゆる体操
06:40〜07:20/入浴、ストレッチ・正座
08:30〜09:30/職場近くの経絡治療院
修正するために、克服していくために
ボクは大きく両目を見開いてみた。だけどハッキリとは見えない。
霞(きり)のように、霧(かすみ)のように、クッキリとは見渡わたせない。
ところが最近になってから、目に見えて変化が発生している。
モヤモヤが取り払われて、前方の視界が良好になっている。
よく見えなかったものに対して、ハッキリと焦点が合うようになってきた。
霧の摩周湖が一変して澄み切ったように、遠近両用の眼鏡を使い始めたように。
戦争ドキュメンタリーDVDを、この1ヶ月間にボクは30本を鑑賞した。
これは、当時の諸外国(英米露中独伊日)が制作したビデオ(DVD30本)である。
このDVDから、ボクが見えてきたもの、それは日本人の弱点である。
この弱点は、昭和のことではない、遠い過去のことではない。
いま生きている、この日本、現在の日本人である。
過去から現在に至るまで、日本人は、その弱点を引き継いで生きている。
ボクの考える弱点とは、日本人の自己主張、自己表現のことだ。
先進諸国において、なぜ日本人の自殺者が飛び抜けて多いのか。
子どもだけではなく、トップアスリートにまで、体罰が存在しているのか。
それは、自分の考えを主張しないこと、自己を表現しないことである。
その場の空気を読めと言う。自ら沈黙をする、相手に沈黙を求める。
しかし、そのような空気、沈黙と黙殺は、精神状態の良策にはならない。
精神は固形ではないい、不変ではない。絶えることなく変化して常に変容していく。
だから、身体の内側に閉じ込めるものではない。
中に入れたら外に出す、外に出したら中に入れる。
精神とは感情である。それは生きる続ける、それは呼吸と同じである。
日本人の弱点とは、もちろん、ボクの弱点である。
そのことを考えてみる、そこから考えていく。
修正するために、克服していくために、自分と向き合うために。
自分の欠点を直視し認めることです。
ただし欠点に振り回されてはいけません。
忍耐力、優しさ、人を見抜く目を欠点から学びましょう。
ヘレン・ケラー(20世紀米国の社会福祉活動家・教育家・著述家、1880〜1968)
野菜炒め 小ライス ドリンクバー バーミヤン東新小岩店
2013.2.9(土)
05:30〜06:30/ストレッチ・軽く筋トレ・ゆる体操
06:40〜07:20/入浴、ストレッチ・正座
08:30〜09:30/職場近くの経絡治療院
あの当時は、ちっとも分かっていなかった
ニュースからの断片的な事実は、12〜14歳の少年だって分かることだ。
しかし、本質的なことを、あの頃のボクは理解していなかった。
今朝の読売新聞を読んでみて、あらためて30年という歳月を考えてみた。
2013.2.9.読売新聞 28年振りに救出された横井庄一さん
潜伏生活から横井庄一が生還したのは、ボクが12歳のときだった。
ボクが14歳のときには、30年間の潜伏生活から小野田寛郎が生還した。
どうしてグアム島、フィリピンのルパング島なのか。
そんなところで、どうして戦争をしていたのだろうか。
28年、30年のあいだ、どうして密林のジャングルに潜伏していたのか。
日本に帰国した横井庄一の第一声は、こうだった。
「恥ずかしながら、生きながらえて帰って参りました」
小野田は、終戦は信じず、ジャングルで次の命令を待っていた。
「大東亜共栄圏」を完成させるためには、百年くらい戦争を続けなければならない」
横井庄一記念館は、妻の実家に近い名古屋市にあるから、今度行ってみよう。
現在90歳になる小野田さんの本を、読んでみようと思う。
忘れてはいけないこと。知らなければいけないこと。
考えなければいけないことがあると、ボクは考えるようになった。
先日、久しぶりに、高校時代の友人と酒を飲んでいたときに
「いっしょに靖国神社へ行こう」という話になった。
高校時代には、そんな話を交わしたことはないのに。
ボクは今朝の新聞を読みながら、そんなことを考えていた。
「日本に帰ってこなければよかった」
帰国後の横井は、このように話したこともあった。
戻ってきた日本には、たくさんの米軍基地ができていて、
失望したのだと思う。
自分たちは何のために命を賭けて戦ったのか。
横井庄一さんの妻 美保子さん(85)2013.2.9.読売新聞
ランチパスタ、ドリンクバー、710円 ヴィアマンマ新小岩駅北口
2013.1.25(金)
05:30〜06:30/ストレッチ・軽く筋トレ・ゆる体操
06:40〜07:20/入浴、ストレッチ・正座
08:30〜09:30/職場近くの経絡治療院
ボクにとっては、絶対に読まなければいけない本
ボクは関心があった、大川周明という思想家に。
大川は東京裁判のA級戦犯容疑者であり、のちに精神障害のために免訴となる。
そして、大川周明と同じように、佐藤優に関心があった。
元外務省の官僚だった佐藤優の本を読みたいと、以前から考えていた。
この本は、大川周明の冷静な主張を、佐藤優が客観的に説明している。
ジョン・レノンが作詞して、ポール・マッカートニーが作曲したように。
こんな例えをしたら、”けしからん”と叱責されるだろうけどね。
日本の武力によって、列強による中国の分裂が阻止されたというのは、
日本人の眼からすれば確かに真実である。しかし、真実が常に一つで
あるとは限らない。無数の真実の中からどれとどれをつなぎ合わせるか
で、真実が異なることがある。
中国人の反植民地活動家の眼には、日本も列強とともに中国を分割する
帝国主義国の一つと映ったのである。このボタンの掛け違いにイギリス、
アメリカはつけ込んだ。日本こそが中国の植民地化と奴隷的支配を目論む
悪の帝国であるとの宣伝工作を行いそれが一部の中国の政治家と知的
エリートの心を捉えたのである。
アメリカもイギリスも国際関係は性悪説で成り立っている、すなわち各国は
自国の生き残りのためには何でもするというのが現状と考えていた。しかし
人間はそのような性悪説を矯正する必要があるという認識を持っていた。
それが国際連盟や軍縮会議、不戦条約につながるのである。
しかし、性悪説を克服するという一般論を掲げ、他国には主権尊重や人権を
強要しながらも、自国の国益を追求する場合には理想を放棄し、剥き出しの
性悪説で対応した。日本には、米英のこのような二重基準、シニシズムが
道義的に許せなかったのである。
(日米開戦の真実 佐藤優P399〜400 一部抜粋)
読書をしない人には未来はない。
思考能力は、読書によって鍛えられるんです。
読書する人としない人には、思考能力に決定的な差がつきます。
また、若いころは日記を書けと僕はよく言っていますが、
文章を書くことはさらに思考能力を高めます。
会話でも、含蓄のある言葉が使えるようになる。
書き言葉に習熟することで、会話のレベルが一気に上がるんです。
齋藤孝(教育学者・著述家1960〜)『プロ論。』
ランチパスタ、ドリンクバー、713円 ジョリーパスタ新小岩店
kazu