KAZUの完全復活を目指して

平成23年1月1日元旦の午前1時 年越しJOGの途中で転倒して大怪我をした。 大腿部と手首の骨折〜救急車の搬送〜2回の入院と手術を経て2月9日に退院。 そして退院後のリハビリ通院は79回をもって、平成23年6月29日に終了した。 さぁこれから、ここから、どこまで出来るのか、本当に復活(完全)出来るのか? 本気でヤルのか、情熱を注げるのか、そして過去を超えられるのか? 質問と疑問に対して、正々堂々と、決して逃げずに、答えを出してみよう。 こういう人生を、こういう生き方を、思い切り楽しんでみよう。 KAZUさんよ、タイトルに負けるなよ!

51歳の病気(微熱60日)

病院と病気(その5)

本日のランチは今年の最高値 1890円なり

ざるそば1050円、コーヒー630円、ラーメン1200円〜、日替ランチ1575円
少しだけ迷った結果、ボクが選択したのは、焼魚定食の1575円
コーヒーは食事注文の場合に、630円から315円に、本日のランチ金額 1890円なり。

お茶の水、順天堂医院の2階にある、HILLTOP というレストランです。
ランチ予算1000円の2倍になってしまうけど、勇気を持って、覚悟して入店しました。
ランチ1500〜2000円、病院内、どんなお店、どんな店員さん、どんなお客さんなのか。

お店は、ホテルのレストランという感じ、壁クロスは白、一部に大理石を仕様している。
床は、薄い赤ピンクのカーペット、窓側は上から下までの一面のガラス張りです。
見晴らし・眺望・景色、つまり外の世界を感じるのは、患者さん等にとっては大切なこと。
店員さんの服装、男性は黒の正装と蝶ネクタイ、女性は薄緑のユニフォームにエプロン。

さて、ボクの食べた焼き魚定食について、和食のやよい軒と比較してみた。
価格は約2倍、味付けは、やよい軒より全体的に薄口、味噌汁はナメコだった。
やよい軒のように、御飯のお代わりは出来ないけど、その他はGOODです。
店内の清潔感ある雰囲気、キビキビした店員さん、料理は上品で美味しかった。

さてコーヒー630円、1500〜2000円のランチを食べるお客さんは、どんな人達なのか。
お爺さんとお婆さん、お爺さんと娘さん、お婆さんと娘さん、入院患者さん、
女性のひとり(若年から高齢者まで)、男性のひとりは少なかったようだ。
スカーフを巻いたお婆さん、シルクハットのお爺さん、膝の上にナプキンを置く女性
とても上品そうな人達が多い、スポーツ新聞を読んでいる人は皆無だった。

みんな何を話しているのか、何を考えているのか、自分は何を思っているのか。
考えなきゃいけないこと、考えたくないこと、そういう複雑に交錯した感情などは、
いまは考えたくない、いまは静かに引き出しに収めておきたい、静かに、そっと。
今は、病院にある異空間に身を置いて、静かに食事をするという日常的感覚を
大切にしておきたい、少しだけゆったりしたい、少しだけ、今はただ静かに・・・・・。

2012.7.26(木) 順天堂医院、血液検査と診断結果について
内臓数値は正常であり、何ら内蔵機能に問題点は見当たらない。
1つだけ数値として、炎症反応が変わらずに、少し高い、ということです。
C反応性蛋白(CRP) 先週は1.2・・・・・・・今週は1.4 という数値です。
左足が曲がらなくなってから、微熱が発生したことから、左足の炎症が原因である
可能性は、高いかもしれませんね。
ただ左足だとしても、わずかな微熱なので、感染というようなものではないでしょう。
こちらでの検査はこれで終了です。

今後の対応について
足の治療したところで、微熱の有無、足のつっぱりを診てもらうのはいいと思います。
西葛西の森山記念病院は、レベルの高い病院ですので、お勧めできますよ。
また、何かあれば、こちらで対応致しますので、いつでも来院して下さい。

自分の意見
今までの診察結果、これまでの経緯を考えてみると、原因は左足だろう。
今日で5日連続して微熱が出ていない、このまま、大丈夫かもしれない。
しかし、この2〜3日は、足が突っ張っている、また何かあるかもしれない。
病気と怪我は、これからも、仲よくして、受け入れて、つきあっていこうと思う。

ときどき、苦しくなることがある、泣きたくなることもある。
何もかも投げ出したくなることもある、そういう現実だって否定してはいけない。
いまの一時期でもって、構図を決めてしまって、切り取ってしまったら
それは誰も求めていない、望んでいない、とても悲しい写真になってしまう。
こういう気持ちを大切にすること、そして、 こういう気持ちを静かに納めること。

悲しい写真でもいい、嬉しい写真でもいい、それが人生なんだからそれでいい。
あのレストランで食事をしている人は、そうやって静かに、そして少し笑っている。
いっぱい感じることができたレストラン、1890円のランチは美味しかったのです(^∀^)

自分を好きになったほうがいい。長く付き合うんだから。
映画「底抜け大学教授」(米国映画、1963年)

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焼き魚定食、コーヒー、1890円 順天堂医院1号館2F レストラン HILLTOP
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お茶の水橋・・・・・下を見ると(´−д−;`)  マックのカフェラテ 190円

病院と病気(その4)

人生イロイロなんだから、すべて受け止めていこうよ(^∀^)

大型商業施設 ”ららぱーと” に買い物に来たような、そんな錯覚を覚えてしまう。
これが都会の大学病院なのか。1階には、都会らしい洗練されたお洒落な花屋さんがある。
スターバックスコーヒーの右手のエスカレーターで2階へ上がり、更に奥へ奥へと
進んで行くと、ようやく、診察受付のカウンターが見えてきた。
住民票を申請するような診察の記入用紙のブースがいくつもあり、大型の電光掲示板があり
銀行のATM機のような会計時の精算機が、横一列に、ずら〜と並んでいる。

ここで診察してもらえば、きっと解決するだろう、少なくても後悔はしないだろう。
なんの根拠もないけれど、東京の田舎者は、都会に圧倒されて安直に考えてしまう。

診察用紙を出す、掲示板に表示、診察券を受け取って、診察受付の場所を教えてもらう。
診察受付に行って診察券を渡す、そしてあとは、電光掲示板を、ちょくちょく眺めている。
現在は何番という表示を確認しつつ、あとは自分の診察番号が表示されるまで待つのみ。

2012.7.19(木)11:25  ようやく、診察表示〜名前を呼ばれて、診察室へ入る。
男性の医師、40代、優しそうな物腰、とても上品そうだ、これが都会の医師なのか。
紹介状、診察データを提出しているので、話はスムーズだし、何故かほっと安心できる。
質疑応答の後に、「これから血液検査をして、午後から結果をみてから話しましょう」

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週替わりヘルシーカレー 850円 順天堂医院 3号館 レストラン&カフェ モア 

余計なことばかり言ってると先に進まないのですね(´−д−;`)
検査結果、診察結果は下記の通りです。

血液検査は、1週間前より、数値が良くなっています。
白血球数、好中球、C反応性蛋白(CRP)・・・・・数値が下がっています。
いま投与している抗生物質が、体内にあると、正確な検査結果がでません。
抗生物質をやめて、1週間後に、再度、血液検査をして、数値を確認してみましょう。
他には、心配するような数値、症状等はありませんので、安心して下さい。

というわけで、1週間後に、再度、順天堂医院に行くことになった。
次回は、2階に上がったところにある、こ洒落たレストランでランチにしよう(^∀^)

幸福の絶頂にいるときには、
それが原因で不幸せの種はもう蒔かれています。
そして不幸のどん底にいるときには、
すでに幸せの種が芽吹いている。
幸福とは、人生とはそういうものです。
さだまさし 雑誌「PHP」2005年2月号

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ちゃんぽんランチ コーヒー 924円 華屋与兵衛 東新小岩店

病気と病院(その3)

「決着をつける」・・・・・なんてすがすがしい、爽やかな言葉なんだろう!

決着の結果は、どうなるか分からない、良いものか、悪い結果なのか。
それが悪い結果であったとして、それでも、「決着をつける」 のは素晴らしい。
いつまでも現実から逃げてグズグズしている時間は、自分を弱体化するばかり。
9回裏 2アウト満塁3ボール2ストライク、ど真ん中に渾身のストレートを投げる。

6月からの原因不明の微熱、ボクに取り付いて離れず、とうとう6週間を突破した。
必要なのは原因究明する意志だ。 その答えを求めて大学病院へ向かった。

2012.7.19(木)10:00  病院で紹介状をゲット、職場に立ち寄ってから JR新小岩駅へ。
なんだかやたら暑い、東京は35度、だったら、アスファルトの上は40度近いのか。
ボクの歩きは、速くないけど、自然な感じて歩いている、との自己評価をしている。
今日はいつもの自己評価より上だ!足どりは軽く、歩き方は優しく、弾んでいる。

これから決着を付けにいく、日本最高峰の医学に微熱の正体を暴いてもらう。
しかし、微熱の犯人が見つからない、原因不明という結果だってあり得る。
それならそれでいい、原因不明という結果を受け入れる、それも決着なんだから。

午前10時20分、この時間になっても、平日の上り電車は意外と混んでいる。
ボクの前に立っている金髪女性は、左手にかばん、右手でスマートホンを操作中だ。
背中越しにスマホの画面がチラッと見える、英字の表示、これは英語の勉強だろうか。
亀戸駅で数人の人が移動したときに、横顔を拝見したら、本物の美しい外国人だった。

電車に揺られながら、中高6年間を通学した馴染みのある両国駅を通過すると、
由紀さおりの名曲、両国橋が見えてきた。 そして、隅田川を渡っていく。
浅草橋駅から、ドアの開閉は進行方向の左側になる、東京の田舎者は少し緊張する。
実に下らないのが東京の田舎者だ、取るに足らない価値観に、いつも縛られている。
隅田川を越えると都会だと緊張して、江戸川を下ると田舎だと見下してみる。
つまり都会人には劣等感を持ち、東京を外れると、俺は都会人だと言いたくなる。

そんなことは、どうでもいいので、先に進んで行こう(^∀^)
それまで無反応だった乗客の多数は、秋葉原駅に到着すると、行動が一変する。
座ってる人は突然立ち上がり、立っている人は、ドアへ向かって最短距離で進んでいく。
前の座席は空いたけど座わらない、すると、後方から若い女性が、人々をすり抜ける
サッカー選手のような機敏な動作をして、ボクの前の座席に、ドカッと座わりこんだ。
その女性は、御茶ノ水駅に近づいたら、再び勢いよく立ち上がり、ボクの後ろから、
勢いよく追い抜く、慌てるように電車を降りる、きっと快速電車に乗り換えるのだろう。

お茶の水駅に到着した。 改札口を出ると、灼熱の陽射しが容赦なく降り注いでくる。
人の流れに任せて右に曲がると、お茶の水橋を渡らなければいけない。
この橋を渡るときに、橋の下の水面を見ると、いつも、クラッとして足がすくんでしまう。
橋の高さに怯えて、橋のハシには近づかない、だけどやっぱり下を見て、クラッとする。
そんなこんなで、ようやく、順天堂病院へ到着する、1階はスターバックスがある。
そう言えば、新小岩にマクドナルドはいっぱいあるのに、スタバは1店舗もない。
東京の田舎にスタバは似合わない、ということなのか、ちょっとしつこいね(^∀^)

次回へ続く
ちっとも先に進みませんね、これじゃ〜評判悪いよね。
ちっとも決着のつかない、グズグスしたブログだって? ゴメンナサイ(´−д−;`)

どんな人に相談してもね ギリギリ決着の結論は自分で出すしかない
相田みつを(詩人・書家、1924〜1991)「しあわせはいつも」

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あさり天そば 360円 富士そば 新小岩駅北口 ブレンド250円 TOMs COFE 新小岩駅北口




病気と病院(その2)

外食ランチ、たったこれだけの自信がない、ぐったりしているから

昼休みに自宅へ帰る、パンを半分だけ牛乳で流し込んでから、ベットに横になる。
30分だけ休息してから、鉛になった身体を引きずるようにして、やっと職場へ戻った。
職場に戻ることは出来たけど、仕事に戻ることの自信は、完全に消滅していた。

7月17日(火)14:40  職場と自宅の中間点にある病院へ、自転車に乗って到着した。
午後の診察は3時から、待合室には数人程度の患者さんがいる。
そんなに待たなくても診察してもらえそうだ、そんな些細なことに安堵している。
病院の待合室、テレビは国会中継、ラックには数冊の週刊誌が置いてある。

いつものように、ボクはカバンから文庫本を取り出す、いつもの戦争本である。
本にカバーを付けない主義なので、回りの人に、何の本なのか、バレてしまう。
本の内容が他人に分かることなんか、ちっとも気にしないので、一向にかまわない。
しかし考えたら、戦争本が、高齢の患者さんの目に入るのは、好ましくないことだ。
ボクは、本を膝の上に置いて、首を真下に曲げてから、読書を始めていた。

病院内での読書は、時間を有効利用したい、という通常の理由だけではなく
むしろ、もっと大きくて、確かな、真実の理由
が存在している。
それは、これから訪れる診察のことを、アレコレと考えたくないのである。
診察の内容を想像したところで、不安に包まれるだけであり、いいことは何1つない。
考えたくないことを考えないために、まったく違うことを考える、これが待合室の読書。

病院での読書は、有意義だとは思うけれど、しかしながら、やや心もとない。
読んでいる文章への読解力、集中力は、通常の読書の30% しかない。
携帯を見る、午後3時25分になった、診察室から、まだ僕の名前が呼ばれていない。
おかしいなぁ、どうみても診察券を出している順番通りじゃないような気がしてきた。
すぐに呼ばれないこと、順番を変えること、何らかの意味とか、原因があるのだろうか。
血液検査の数値とか、何か特別な、深刻な説明を要するので、それで、ボクの順番を
後回しにしている、という可能性はないだろうか。

キュッ、キュッ、キュッ、という音が、耳障りに聞こえてくる。
病院内を掃除している職員さんが歩くときに、キュッ、キュッ、キュッと音がする。
ピカピカの床と職員さんの上履き、歩くときに擦れて、キュッという音になるのだ。
たったこけれだけの音が、不快に感じてしまう、ボクは、ちょっとどうかしている。
神経過敏だ、神経がささくれ立っているのだ、まったくどうしようもない情けない男。

午後3時30分になって、ようやく、ボクの名前を、丁寧に、さん付けで呼んでくれた。
元気はなくても、不自然な顔でも、不機嫌な顔はしないように、少しぎこちないけれど。
微熱が発生してから、これで3回目の診察、そして初めての女性医師だった。
いつもと同じように、血圧測定、目を見て、喉を見て、首のリンパを押してみて
聴診器を胸と背中に合わせて、そして、いつもと同じ質問を受けることになる。
海外旅行、できもの、湿疹、ペット、家族に異変はあるか、家族に病気はあるか。

あきらかに、あきらかに、女性医師は困惑している表情が読み取れる。
説明する言葉が見つからない、何かを探しているようだ。
ボクは、昨年の元旦の骨折、プレート、座骨神経痛、左足曲がらなくなったこと
そして、微熱が発生したことを、出来る限り、分かり易く順序立てて説明してみた。
つまり、微熱の原因は、左足、左足のプレートに何かあるのではないかと話した。

女性医師は、そんな1年7ヶ月前のことがねぇ〜と言って不自然な笑みをする。
つまり、微熱と脚は、関係ないでしょう、と言っているように、僕には感じた。
それでは、原因が判明しないのなら、他の病院で精密検査をしたいのですが・・・・・

すると、女性医師は予想外のことを言い出した。
だったら、一度、脚の手術した病院へ行かれたら、どうですか?
(心の声/えっ! いったいどういうことなんだろう?)
脚が原因とは考えられないのに、八千代まで90分かけて行っても意味ないですよねぇ!

気まずそうな表情をした女性医師
じゃあ、他の総合病院へ行きますか? どこの病院でも良いですから。
(心の声/なんだかなぁ・・・・・・)
その病院は、自分で考えて、自分で探して、行けばいいのですか?

いえ、こちらで紹介状を書きますから・・・・・・じゃあ、紹介状を書いて下さい!
すると女性医師は、右手で後頭部の髪を下から上に、むしゃむしゃと、かき乱している。
数秒のあいだ沈黙した、そして女性医師は、こう切り出した。
1週間後に、もう1度来れますか?・・・・・それは出来ますけど(心の声、なんだぁ?)

では、1週間分の抗生物質を出しておきます、それでも微熱が続いていたら
病院の紹介状を出しますから!・・・・・・・・そうですか、分かりました。

(心の声)
あの女性医師の対応は、何かおかしい、医師と患者の意思疎通が、できていない。
結局は、紹介状を出すのが、嫌なのか、面倒なのか、というようにしか思えない。
ボクのこと、つまり患者さんより、自分の都合に、ことを運びたい、ということだろう。

7月17日、52歳の誕生日は、病院でガックリして、帰宅してグッタリした。
誕生日のケーキも食べたくない、食べられない、ただ1人で横になりたいだけだ。
そして、グッタリした不快感の20%は、あの女性医師に対して向けられている。
いや違う、自分がしっかりしなくてはいけない、自分の意志を曲げてはいけない。
あと2日間だけ我慢して、2日間だけ抗生物質を飲んでみて、改善されなければ
もう1度、病院へ行って、何としても、大学病院への紹介状を書いてもらおう。
ボクはベットに横たわる、鉛の身体は、重力を真下に押し下げていて、
微動だにしないけれど、心は、お茶の水の大学病院へ、真っ直ぐに動き出していた。

人生はキミ自身が決意し、貫くしかないんだよ。
岡本太郎(芸術家、1911〜1996)

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バランス弁当 399円 マックスバリュー松島店











病気と病院(その1)

「裏切られた」 という言葉は、とっても嫌な不快な感じがする

この言葉は、相手=加害者
、私=被害者、という立ち位置を、自らの主観で決めている。
発言者の身勝手さ、未熟さ、そのことを気付かない愚かさを、ボクは感じてしまう。

ところが、最近は、「裏切られた」 という言葉が、ときどき頭に思い浮かんでくる。
では、いったい誰に、ボクは裏切られたのか、と尋ねられてから、ようやく我に返る。
誰も裏切っていないよ、責任転嫁するなよ、被害者づらするなよ、自分のせいだろう。

こういうウダウダを考える原因は、6月からボクの身体に発生した微熱である。
微熱と言っても、ときには体温が37度前後になることがある、という程度のこと。
医師の説明によると、37度は微熱と呼ぶには及ばないらしい。
医学的に、微熱というのは、37.3〜37.5度くらいから、というようなことを言われた。

最初に病院に行ったときに、医師は、優しい笑顔で、このように説明してくれた。
そんな心配するようなことじゃないですよ、きっと何かのウィルスでしょう、
時期的に見て、そろそろ、微熱は消滅する頃なんですけどね。

そうか、心配するほどじゃないのか、もう少し、きっと、もう少しの辛抱なんだよね。
だから、2〜3日続いて体調がよいときは、これで治ったんだ、微熱は終わったんだ、
という気持ちが沸き起こってくる、やっと、ついに、微熱生活から解放されたんだ。

ところが、安心していたのは束の間のこと、なにも油断したわけでもないのに、
またジワジワと身体が熱くなる、身体が鉛になる、そして体温は37度になっている。
裏切られた、また裏切られた、いや違うよ、これは自分が原因なんだから・・・・・

微熱とは呼べない程度の微熱なんか、気にしなくていいじゃないか。
こんなことは塵(チリ)みたいなモノなんだ、吹けば飛んでいく塵なんだよ。
そうだね、だけど1週間だったら、風が吹いて塵(チリ)は飛んでいくけれど
だけど、ちっとも吹かない、6週間も風が吹かないので、塵がたまってしまった。
塵も積もれば山となる、ここで言う塵とはストレス、つまりストレス山になる。

例えば、体調のよいときにギターの練習をする、その後に微熱でグッタリする。
こういう体験、つまり微熱の原因がギター練習ではないことは、火を見るより明らかだ。
ところが、次に体調が回復したときに、ボクは、ギター練習ができなくなってしまう。
これは、些細な心理的なトラウマ、つまり、微熱によるストレスの蓄積である。

ボディブローを打たれて徐々にスタミナがなくなっていくように
軽いジャブを受けているうちに、徐々に顔面が変形していくように。
ストレスは、いったん元気に動き出すと、休憩をとらずに、実によく働きだすのだ。
ボクは、リビングに置いてあるギターを見るたびに、新たなストレスが加重される。
ギター練習が出来ない、ギター教室に行けない、そしてギターが苦痛に感じてしまう。

たかが微熱、されど微熱、原因が分からずに6週間が経過した。
この微熱は、次第に、自分という人間を変えていってしまう、ただの微熱なのに。
休日は寝ているだけ、ウォーキング、ボクシング、ギター、ドラムなど
何も出来なくなってしまった、食事も楽しくないし、睡眠も心地良くない。
コミュニケーションは大事だよ、といつも元気に言っていた父親は変わってしまった。
すっかり口数は減り、笑顔はなくなり、その反面、重たい溜息ばかり増えていく。

微熱は、ボクの内面から、心と身体を締め付けている。
外的要因から切り離されて、想像力がそのあとを埋めようとする。
ここで発生する想像力は、ボクの内面に侵入して、再び、心と身体を締め付ける。
これが病気の正体かもしれない、つまり、恐怖を感じることによって、病気を
実体より大きなモノとして見てしまう、病気は、チャンスとばかり、より強くなっていく。

7月19日(木)、もう我慢すること、つまり、締め付けられることは耐えられなくなった。
ボクは、職場近くの病院へ駆け込んだ、この微熱の件で4回目の診察になった。
先生、大学病院への紹介状をお願いします。
結果はどうであれ、徹底的に、やれることは、やっておきたいのです。

東京は35度の猛暑のなか、ボクは、なぜか、こころが軽くなってきた。
先生の紹介状(血液検査、レントゲン等)を持って、お茶の水の順天堂病院へ向かった。
つづきは次回へ、 ちなみに、ボクは大丈夫です、Don't Worry ですよ(^∀^)

病気は変化を起こすための強力な刺激であり、
人によっては内面的葛藤を解決する唯一の手段だ。
治る患者は、病気を人間的成長のための絶好の機会と考える。
言い換えれば、病気こそ本当の意味での贈り物と考えるのだ。
病気を不運と考えることは、治癒の働きを確実に妨げる。
病気を自分自身の成長のための贈り物ととらえることが
病気を治癒するための最高の手段である。
アンドルー・ワイル(米国の健康医学研究者、1942〜)

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なごみ弁当 コーヒー 926円(10%割引券) 和食さと 平和橋店

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